ニコンの最新機種にはクリエイティブピクチャーコントロール(以下CPC)が付いてます。
オシャレなフィルター効果を手軽に得られる機能で21種類のフィルターが搭載されてます。
オリンパスで言うところのアートフィルターのようなものです。
CPCの存在がZ50を買った理由のひとつでもあります。
これまで絵作りは忠実さ重視で派手な編集は編集ソフトでしたら?って硬派なスタンスだったニコンが今時のSNS投稿を意識して変わってきた感じ。

21種類もあると使いにくいものも多いけど結構面白そうです。


以下CPCの比較。
ニコンに元からあったピクチャーコントロール(以下CP)とも比較してみます。
素材写真は超適当なやつですがコントラストや彩度の変化が分かりやすそうだったので。

【ピクチャーコントロール】

1.オート
DSC_0051_01_auto

下のスタンダートをベースに若干トーンの微調整が入る。
パッと見はスタンダートと変わらないけど良く見るとこの写真ではシャドウ部が若干引き締まってる。

2.スタンダード
DSC_0051_02_std

ニコンが提唱するスタンダード。
以下出てくるニュートラルとビビットの中間のような仕上がり。

3.ニュートラル
DSC_0051_03_ntl

コントラストが低く見た目に近い自然な写り。

4.ポートレート
DSC_0051_04_por

ニュートラルより少し明るく鮮やか。
人物用だけど風景を見たままの印象で仕上げたいとき結構使える。

5.ビビット
DSC_0051_05_viv

コントラスト、彩度ともに高い。

6.風景
DSC_0051_06_lnd

ビビットよりトーンを落として色が若干濃くなる。

7.フラット
DSC_0051_07_flat

一番コントラストが低い。

あとモノクロがあるけどCPCのモノクロ系と比較で載せます。
CPは味付けが控えめなので比較しても違いが分かりにくいですね。
設定で「シャープネス」や「コントラスト」「彩度」等をいじれるため好みに調整できます。
それに比べるとCPCは彩度やコントラスト、色合いを大胆に調整してかなり派手な仕上げとなります。

【クリエイティブピクチャーコントロール】

8.ドリーム
DSC_0051_08_ドリーム

ソフトで暖色な仕上げ。夢うつつな感じ?

9.モーニング
DSC_0051_09_モーニング

ソフトで緑がかった仕上げ。爽やか。

10.ポップ
DSC_0051_10_ポップ

一番鮮やか。明るい発色。チカチカ。

11.サンデー
DSC_0051_11_サンデー

コントラストが高くハイキー気味。ギラギラ。

12.ソンバー
DSC_0051_12_ソンバー

ローキーで彩度高い。一番色が濃くなる。コテコテ。

13.ドラマ
DSC_0051_13_ドラマ

ハイコントラスト、低彩度。シルエットが際立つ。

14.サイレンス
DSC_0051_14_サイレンス

低コントラスト、低彩度。しっとりした雰囲気。

15.ブリーチ
DSC_0051_15_ブリーチ

ブリーチバイパス。色が薄く硬い。

16.メランコリック
DSC_0051_16_メランコリック

紫がかった淡い色合い。色あせたフイルム写真っぽい感じ。

17.ピュア
DSC_0051_17_ピュア

青みがかった淡い色合い。モーニングを更にあっさりした感じ。

18.デニム
DSC_0051_18_デニム

青みが強くコントラスト彩度も高め。かなりコッテコテ。

19.トイ
DSC_0051_19_トイ

デニムと似てるけど暖色傾向。

20.セピア
DSC_0051_20_セピア

そのまんまセピア。

21.ブルー
DSC_0051_21_ブルー

大胆に青色方向へ。夜景で使えそう。

22.レッド
DSC_0051_22_レッド

赤み強めて暖色に。夕焼けや紅葉を強調できそう。

23.ピンク
DSC_0051_23_ピンク

ほんのりピンク色に。甘い雰囲気。

24.モノクロ(CP)
DSC_0051_24_モノクロ

通常のピクチャーコントロールのモノクロ。

25.チャコール
DSC_0051_25_チャコール

コントラストが低くフラットなモノクロ。

26.グラファイト
DSC_0051_26_グラファイト

コントラストが高くガッチリしたモノクロ。
モノクロ初心者でもカッコいいモノクロ写真が撮れやすい。

27.バイナリー
DSC_0051_27_バイナリー

中間調が省かれて完全に白か黒に寄ったモノクロ。
シルエットだけが浮かび上がる。

28.カーボン
DSC_0051_28_カーボン

ローキーでどっしりしたモノクロ。ハイライトトーンが抑えられてるので金属の光沢を滑らかに表現できそう。


CPCは適応度を10段階で調整できるので効果がきついなと思った場合はもっと自然な仕上がりに調整できます。
標準だと適応度最大になってますが、それでもオリンパスのアートフィルターのりは控えめな演出。
適応度をゼロにするとスタンダードと同じになります。
後は通常のCP同様コントラストや彩度等も微調整可能なので調整の自由度は高く好みの設定にすることができます。

個人的に使い勝手が良いなと思うのは「ソンバー」
憂鬱な、陰気なという暗いイメージの意味を持つ言葉ですが、風景写真で使うと空の色がハッキリ出て良い感じになります。

下の写真は3月に撮ったやつですが晴れてはいたけど薄い雲が伸びていて薄い空の色をしてました。

スタンダード
DSC_0060

スタンダードで撮ったらこんな感じに。
PLフィルターしてないとアッサリで地味な色です。

これにソンバーを適応したら、


ソンバー(標準)
DSC_0060_ソンバー

空の色が濃くなりました。
ライトルームの「霞の除去」効果を使ったみたい。
原色系の輝度だけを落としてる様で全体的なハイライトのトーンは保たれてコントラストはハッキリしてます。
ですがこのままだとコントラストがきついので少し調整。

ソンバー(コントラストー3、彩度+2)
DSC_0060_ソンバーカスタム

ソンバーからコントラストを一番低く下げて彩度はちょっと強調してみました。
記憶色ブーストで色がド派手ですが青空はかなり濃くなりました。
またタンクの黄色がハッキリとして良い感じ。
黄色は明るくなりすぎて色が飛びがちですがソンバーだと濃い黄色になります。
彩度を下げればもっと自然な感じにできますしコントラストを更に下げたければシャドウのトーンを立ち上げるアクティブDライティング機能で調整できます。
富士フイルムみたいに特定の色だけブーストできると更に良いのにな。アプデでカラーブースト対応してくれないかな。

今度はポップで露出を下げてソンバーと同じように色を濃くだしてみました。

ポップ(露出調整)
DSC_0060_ポップカスタム

ソンバーだと青みが少し強くなってしまいますがポップの方が自然な色合い。
ポップだと色相の調整も可能なのでソンバーより色の微調整が効きます。ソンバーでも色相弄れたら良いのに。
でもタンクの黄色はディテールが完全に潰れてのっぺりしてしまいました。

風景をカスタムしてもソンバーやポップほど色は濃くなりません。

風景カスタム
DSC_0060_風景カスタム

特に黄色はどうしても色が飛んでしまいます。
黄色を濃くしようとしたらかなりアンダーになってしまいます。
この設定では露出落とした為に少しもっさりした雰囲気になってしまいました。
ソンバーなら一発で良い感じになるので霞んだ晴天の時に使えます。

ライトルームかすみの除去適応度70
DSC_0060_ライトルームかすみ除去70

ライトルームの霞の除去をあてるとコントラストや彩度がかなりキツくなりノイズも出るので調整が必要。
めんどくさいのでソンバーでいいやんって感じ。
ライトルーム要らなくね?


他にもバイナリーは明るい色のフルカウルバイクだとシルエットが綺麗に出そうだしカーボンはメタリックなクラシックバイクを渋く写せそう。
ツーリング自粛解いたら人様のバイク色々撮ってみたいです。