乗り換えて1ヶ月以上過ぎ、距離も5000km近くになったので印象でも書いてみます。
結論から言うと凄く良いツーリングバイクですので検討してる人の参考になれば良いなと思います。

DSC_2165

まずはVストローム650を選んだ理由。
MT-09からの乗り換えで次のバイクを選ぶ時のポイントは
・長距離が楽
・積載性が高い
・重すぎない(200kg前後)
・値段もあんまり高くない(100万前後)

MT-09の機動性はあらゆるシーンで便利でしたが次第に長距離ツーリングが多くなってきたので辛くなってきました。
そこで候補に上がったのがアドベンチャーツアラーのトレーサー900とVストローム650。

共に条件は満たしてますが、トレーサーはエンジンがMT-09と同じなので、せっかく乗り換えるならもっと違うのが良いと思ってVツインのVストロームにしました。

しかしVストロームを選ぶには中々シブい問題が。。。
デザインがあんまり好みじゃなかったのです。

DSC_1874-1

今はすっかり気に入ってますが、最初はクチバシと大きな単眼ライトに抵抗ありました。
でも19年モデルのイエローはクチバシが黒いため少し引き締まって見えます。
何度もネットで写真見て、これなら受け入れられると思い決定。

XTはハンドガードとアンダーガードが付いて、ホイールがスポークに。
特にXTにしたいと言うわけではなかったけど、このカラーはXTにしか設定ありませんでした。
クラッシュガードとメーター上のクランプバーをオプションで追加しローライトとポジションライトをLEDに交換。

DSC_1880

フロントビュー
黒クチバシはかなりシャープに見えます。
Vツインなのでボディもシャープですが足元の防風性は低く膝から下は良く風当たります。
おめめは結構な存在感。

スクリーンは3段階調整可能ですがネジ外す必要ありでめんどくさい。
小さいスクリーンですがお顔がデカいので取り付け位置が高い場所で、結構防風効果あります。

DSC_1882

リアビュー
マフラーが結構でかいけど先代の様なアップマフラーではないのでサイドバッグ使えます。
標準装備のリアキャリアは耐荷重10kg。

DSC_1893

シュッと飛び出たクチバシがチャーミング。

DSC_1903

イエローは結構鮮やかで晴れ空に映えます。
タンクはフィット感良くてニーグリップしやすいです。
タンクのフロント部分は殆どが樹脂カバーで覆われてるのでマグネットのタンクバッグは固定し難い。

DSC_1899

大きなアナログタコメーターとデジタルパネルのメーターは取り付け位置も高くて視認性抜群。
デジタルパネルには速度、ギアポジション、時間、水温計、外気温計、燃料計、トラクションコントロールの設定値が常時表示。

そのほか、パネル上部にODDメーター、トリップ1、トリップ2の中からひとつ、下部に瞬間燃費、平均燃費1、平均燃費2、航続距離予測計、電圧計の中からひとつがそれぞれ選択表示。

平均燃費の1と2はトリップ1と2それぞれに連動していてトリップをリセットすると対応する平均燃費もリセットされます。
何回か満タン法の計算結果と照らし合わせたけど結構正確。

燃費は
・街中で20km/L
・郊外で28km/L
・高速で25〜27km/L
って感じです。

タンク容量が20Lなので航続距離は500km近くいきます。
日帰りなら無給油で済むから楽。

DSC_1902

パネル情報の切り替えやトラコンのセッティングは左ハンドルのスイッチで行います。
トラコンは走行中でも切り替え可能だけどアクセルオフにしないと決定できません。

DSC_1895

650cc69馬力のVツインエンジン。

DSC_1897

せっかくのVツインエンジンはあまり露出してないのでよく見えない。

110馬力のMT-09から乗り換えてパワー不足感じるかなと思ってましたが十分にパワフルです。
スズキ独自のロー回転アシスト機能も相まって低回転時のトルク感、安定感は凄く良い。
3000回転以下ではとても穏やかな走りで、4000回転でリズミカルな鼓動になり、5000回転からパワーが出てスポーティな走りとなります。

6速4500回転あたりで時速100km。
気になる振動は発生しません。
4000回転以上回ってれば追越し加速もスムーズです。
5000以上回すと燃費が落ちます。

DSC_1894

ゴールドリムが眩しいスポークホイール。
アドベンチャーらしくて良いですが掃除が大変。
フロントは19インチでリアは17インチ。
タイヤはチューブレス。
最近の一般的なサイズではないので量販店のタイヤ前後セットセール品は中々ないかも。

跨ってみると・・・

DSC_1938

650ccにしてはかなりの車格です。
トレーサー900と並べてもちょい大きく見えます。
シート高は835mmで調整不可、身長176cmの僕では片足ならちゃんと着くけど両足だと爪先立ちになります。
足を素直に下ろすとステップ位置が邪魔に感じます。

DSC_1940

ステップに足を乗せるとリラックスしたポジションで長く乗っていても楽です。
クッション性の高いシートもあって、本当に疲れない。
ただハンドルが結構高い位置で、少し遠くも感じます。
慣れないうちは肩こりました。
180cmくらいあれば丁度いいのかも。

GP020515_Moment

跨って見える風景は上のような感じ。
あまりスクリーンが邪魔にならなくて良い。

取り回しは、215kgの重量から受ける印象よりは楽。
横に出っ張らないVツインエンジンのお陰か、多少車体が傾いても重心の変化が少なくてズッシリきません。
手押しは思いの外楽です。
しかし足つきの悪さもあり跨った状態ではちょっとした傾斜でも後退できない。

ワインディングではとても素直に曲がってくれます。
バンク中の安定感抜群で、ピーキーではないエンジンとトラコンの安心感のお陰で遠慮なくアクセル開けられます。
ハンドルは良く切れて低速の安定感もあってUターンもしやすい。
標準タイヤはそこそこロングライフらしく、走りの不満も特にありません。

砂利道は少し走ってみましたが、真っ直ぐ走るだけなら良いペースで走っても不安なし。
穴ぼこなバンピーな砂利道をスタンディングで走ってみても問題なく通れます。
ただ、重量があるので登りカーブは気を使います。

ブレーキはフロントがかなり優しいタッチで慣れるまで不安ありました。
その分強く握っても前のめりになりにくい良さはあります。

良い点
・低速の抜群な安定感
・バンク中の安心感
・公道で必要十分かつ扱いやすいパワー
・Vツインの鼓動感とスポーティさ
・シートふかふかで疲れ知らず
・500km近い航続距離

悪い点
・ブレーキの効き
・排気音が低回転だと殆ど聴こえず味気ない
・マフラーの選択肢が車検対応品は皆無
・マフラー以外にもカスタムパーツ少なめ


以下、18年ホワイトとの比較

DSC_1677

DSC_1388

P5060113

P5060115

黒クチバシは白クチバシよりかなり引き締まって見えますね。
このカラーにして良かったです。

その他、写真いろいろ。
カッコいい角度が分かってきた。

P5240091-1

P5240024

P5240065

P5240004-1

スズキのバイクには乗ることないだろうと思ってましたが、Vスト乗って評価を改めました。
スズキのバイク良いぞ〜(〜鈴菌



バイクツーリング日記 ブログランキングへ